「職場」、「家族」の人間関係の悩みをお話しくださる方が多い中、最近では「ママ友」の人間関係の悩みが増えてきました。もちろん共働きが通常の現在、「パパ友」のお話もありますが、まだまだ「ママ」同士の関係がメインのコミュニティです。悩ましい関係になりうる反面、貴重な情報交換ができたり同じ考えや悩みを持つ人とのの出会いによって励ましあったり、救われる存在にもなるママ友。
「ママ友」が悩みの側面となる場合は「女性同士」「家族である子どもを介した関係」「夫の仕事がマウンティングにつながる」などママ達の「背景」が大きく影響を与える関係です。子供のために我慢したり、収入や休暇、子供の受験の話で比較したり、悔しい思いをしたり、仲間だと思っていたのに知らないうちに仲間外れになっていたり。ご自身が仕事を持っているいないか、も「ママ友」としての活動時間はもとより、価値観や表現方法に違いをもたらすでしょう。
状況は本当に人それぞれです。でも多くのママが「我慢」と「無理」をしていることが見えてきました。ご自分の為だけの人間関係ではない、と思うほどに、この2つがママたちの疲れを増長させます。
お話をうかがうたびに見えてくる人間関係。それは職場さながらの複雑さをもつケースが多くあります。辛くてどうすることもできず、ポツポツとお話し下さったクライアントさん。最初は言いづらかったであろう、傷ついた時の気持ちやご自分の言葉を飲み込んだ悔しさを徐々に表現できるようになっていきました。「割り切ればいい」と良く言われる人間関係ですが、一人の人間として悩むところまで追い込むほどにママという立場は尊いのだとお話を聞きながら一緒にその風景を感じて深く思うのでした。
すっかり定着した「ママ友」という言葉。この「友」の文字が強く影響する関係になりがちであることを忘れないでください。辛い時に引っ張られすぎないように、という事はとても大切な意識です。
お話しすることで楽になり、自分が見えてきます。朝の30分、日中〜夜の50分カウンセリングをぜひご利用ください。